2011年7月1日星期五

アウトプットはゲームである必要はない

アウトプットはゲームである必要はない
僕はそこにこだわって,ゲームに限らず,日本のクリエイティブを世界に広げていけたらと思ってるんですよ。ゲームというのはあくまでアウトプットですから。
4Gamer:RMT
 ゲームは表現の一手法に過ぎない,ということですか?
稲船氏:
 そうです。クリエイティブできるものがあって,それをどこに出すのか。なにで出すのかというだけの話です。映画というアウトプットで出せば,その人は映画プロデューサー,ゲームで出せばゲームのプロデューサー,小説で出せば作家,漫画で出せば漫画家になるわけです。
4Gamer:メイプルストーリー RMT
 そんな風に多岐にわたるアウトプットに興味を示す稲船さんは,そのすべてに手を伸ばして,自らがアウトプットしていきたいんでしょうか。それとも,真ん中に位置するコンセプトを押さえておきたい感じでしょうか。
稲船氏:
 中心はあくまでもコンセプトというか,コンテンツなんですよ。一番重要なものはコンテンツであって,これさえ生み出せば,アウトプットは自分の都合で出せるんです。例えば,ゲームやアニメや映画や小説など,アウトプット先が……そうですね,5種類あるとして,もしかすると今後なんらかの事情で,その中の一つがなくなるかもしれません。なくなったものがもしゲームだったら,ゲームクリエイターは全員失業ですよね。誰もがどこかで,そんなことがあるわけないと思っているでしょうけど。
 でも例えば,過去で映画の例を出すならば,あるときを境に,映画に音が入るようになりました。そうすると,無声映画の弁士と呼ばれた人は,全員失業したわけです。チャップリンの映画などで,弁士は当時の映画館の花形だったにも関わらず,映画に音が入った途端に職をなくすことになってしまったわけです。
4Gamer:FF11 RMT リネージュ2 RMT
 実は今私も「そんな非現実的な例を出されてもなぁ」と一瞬思ってしまったんですが,なるほど,言われてみれば確かにまったくそのとおりですね。
稲船氏:
 誰にこの話をしても「そんなことありえない」ってみんな言いますよ(笑)。でもそれは,現実に起こったことなんです。
 けれど当時の弁士は,その仕事に就くときには「今後映画に音が入ったら失業するから,これを長くはやっていけない」なんて思っていたはずはないんです。実際に音が入って自分の身に災難が降りかかってから「え……?」となったと思います。
4Gamer:
 うーん,そう聞くと,確かに「ゲームが今後なくなる」という可能性もゼロではないような気はしてきますね。まぁでもそこまでの話じゃないにしても,きっとさまざまな変化を経て形が変わっていくんでしょうし,その変化の片鱗はすでに現れてきていると思います。
稲船氏:
 そう,そのとおりです。例えばゲームというジャンルにおいても,携帯電話でゲームをするとか,ブラウザでゲームをするとか,ソーシャル上でゲームをするとかいう概念が出てきましたが,仮に,もう携帯電話のゲームだけでいいとか,もうソーシャルゲーム以外は要らないよ,となったら,ソーシャルゲームが作れない人は全員要りませんよね。
4Gamer:
 要りませんね。……そこで先ほどの「コンテンツ」の話につながるんですね。
稲船氏:
 そうです。そのときに「コンテンツ」を持っている人は,アウトプットの先をソーシャルというものに変えればいいだけなんです。でも,一つのアウトプット先にこだわっていたら,もう途方に暮れるしかないですよね。
4Gamer:
 うーん……。紙からWebへと土台である媒体を変えた自分自身を取り巻く体験を思い浮かべながら聞いているんですが,それは,好んで一つのアウトプットにこだわっているわけではなくて,結果的にそれしかできないとか,それしかしたくないからじゃないでしょうか。
稲船氏:
 そうでしょうね。それしかできないし,なにより問題なのは「それしかしたくない」ということです。ゲームの開発者がゲームしか作りたくないということがすでに,矛盾をはらんだ言い方ではあるんですが,今のゲーム業界の中での大きな問題じゃないかと思っています。
4Gamer:
 しかしそれは,一朝一夕で何かを変えて直るようなものではないですよね。さっきの龍馬の話で言うならば,黒船が来てからやっと慌てることになりそうです。……まぁすでに割と近くまで来てる気もしますけど。

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